天袋
読み方
てんぶくろ
意味
天袋とは、製本時に断裁される、ページの上側(天)が袋状になった部分の呼び名です。
冊子の本文ページは、大きな用紙に複数のページを配置(面付け)して印刷した後、折りたたまれ製本されて冊子の形に仕上がります。
面付けの際に、ページの上側で並ぶように配置した場合は、折りたたまれた折丁の状態では上側が袋状になります。
これが「天袋」です。
日本の冊子には、右開きと左開きがあり、製本の都合上、袋の位置も変わります。
例外もありますが、一般的には左開きの本は上(天)に袋が来るように折る天袋、逆に右開きの本は下(地)に袋が来るように折る地袋になるように面付けされます。
袋は、製本時に断裁されるため、冊子に仕上がった状態では存在しなくなります。
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