奥付
読み方
おくづけ
意味
本の巻末に設けられている、書誌に関する事項を記載した部分を指します。
本のタイトルや著者名、版数、発行日、発行者、発行所などが記載され、書物に関する責任の所在を示します。
日本では江戸時代に幕府の法令上の強制から始まったとされており、明治に制定された「出版法」で政府による検閲を目的として義務付けられました。しかし第二次世界大戦後に日本国憲法第21条で「言論の自由」と「検閲の禁止」が定められ、出版法は廃止、奥付の義務もなくなりましたが、ほとんどの書籍に慣習として続けられています。
注意点
現在は奥付を必ず付けなければならない義務はありませんが、書店に流通する場合は責任所在を明確にするため、奥付に発行元や発売元が表記され必須となります。
本の責任所在を示すために入れたほうがよいのですね。