リサイクル対応型印刷物
読み方
りさいくるたいおうがたいんさつぶつ
意味
リサイクル対応型印刷物とは、リサイクルを阻害しない資材だけを使った印刷物を指します。
まるごとリサイクルできる印刷物となるので、
雑誌古紙などの古紙の品質が向上し、紙のリサイクルがしやすくなります。
資材は、印刷用紙やインキのほか、難細裂化EVA系ホットメルト、
リサイクル対応型UVインキ、リサイクル対応型シール、PUR系ホットメルトなどがあり、
リサイクルのしやすさによって、個々にランク分けされています。
印刷物の製作にあたっては「リサイクル対応型印刷物製作ガイドライン(平成26年9月改訂版)」
が提示されており、使用する資材のランクによって、リサイクル適正が分けられます。
■Aランクの資材のみを用いた印刷物 → リサイクル適正A:印刷用の紙へリサイクルできます。
■AランクまたはBランクの資材のみを用いた印刷物 → リサイクル適正B:板紙へリサイクルできます。
リサイクル対応型印刷物に向いている印刷製品は
「使用期間が短い」「発行部数が多い」「用紙使用量が多い」「仕様が定型化」されている印刷物で、
雑誌やムックの出版物やフリーマガジン、会員誌や会報、広報紙誌等の定期刊行物などとされています。
企画・設計のスタート時点から、印刷会社・デザイナー等と相談して、
印刷物の目的・機能とリサイクル適性の両立を図ることが推奨されています。

まるごとリサイクルできるんですね!