印刷用紙
読み方
いんさつようし
意味
印刷用紙とは、印刷用に製造された紙のことです。
紙の表面に白い塗料を塗布した「塗工紙」と、塗布をしない「非塗工紙」に大別されます。
塗工紙と呼ばれるものには「アート紙」「コート紙」「キャストコート紙」「マット紙」などがあり、非塗工紙と呼ばれるものには「上質紙」「更紙(ざらがみ)」があります。塗工紙は白色度が高く、表面の加工も滑らかで、インクの吸収も良いのでキレイな発色になります。さらに表面を加工して光沢を高めた物は「グロス系」と呼ばれ、写真などを印刷する写真用紙、光沢紙などがあります。
非塗工紙は紙を生成したままの状態で、表面は塗工されずにざらざらしていますが、その分紙表面の反射が少なく、多くの文字や細かい絵を掲載する書籍や漫画誌などで主に使われています。
一般的に使われている印刷用紙の多くが「コート」「マットコート」「上質紙」「特殊紙」とよばれる4種類です。
印刷用紙によって、風合いや紙質、紙色や特長が異なるので、目的や用途に合わせて最適な用紙を選択することがポイントです。
目的や用途に合わせて最適な用紙を選ぶといいですね!