PP貼り
読み方
ぴーぴーばり
意味
PP貼りとは、ラミネート加工の一種で印刷物の耐久性を向上させるための加工のことです。
印刷された用紙に接着剤を塗布してポリプロピレンフィルムを圧着させます。
書籍や教科書・カタログの表紙や、カードなどに使用される場合が多く、最もメジャーな紙の表面加工です。
フィルムを貼ることによって耐久性、耐湿性が上がり、印刷物そのものの美観や高級感も増します。
また、印刷時のインキの剥がれ・転写を防ぐためにPP貼りを行う場合もあります。
フィルムのタイプは主に以下の2種類です。
・ツヤ・光沢のある仕上がりになる「グロスタイプ」
・ツヤ消しの仕上がりになる「マットタイプ」
特殊フィルムとしてホログラムや蒸着フィルムなども存在します。
注意点
PP貼りを行う際には以下の点に留意しておく必要があります。
・PPフィルムと紙の伸縮性の違いにより、加工後に反り返りが目立つ場合があります。
・耐水性はありません。加工が施されていない裏面や、PPフィルムと用紙の間から水が浸透する場合があります。
・PP貼りの種類によっては、印刷の色調がやや変化したように見える場合があります。
ポリプロピレンフィルムを貼るのでPP貼りというのですね!