表紙
読み方
ひょうし
意味
表紙とは、本・冊子の製本において、冊子の一番外側に付けるパーツを指します。
冊子を傷や汚れから防ぎ、本文を保護する役割があるため、本文より厚みのある材質が使われることが多く、紙だけでなく布や革が用いられる場合もあります。
また、保護と見映えの点から、印刷後にフィルムでコーティングしたり、金箔を転写するなど様々な加工が施されることも多いのも特徴です。
冊子において、表紙は4面(4ページ)で構成されます。総称して「表紙まわり」とも呼ばれます。
本を開いた際に、先頭に来る面から順に「表表紙(表1)」、「表表紙の裏(表2、表紙裏)」、「裏表紙の裏(表3,裏表紙裏)」、「裏表紙(表4)」の4面から構成されます。
背表紙ができる冊子は、この4面に加えて、背表紙も表紙まわりに含みます。
表紙には、その冊子の内容や雰囲気を伝える役割もあるため、表表紙、裏表紙には、タイトルや著者名などが記載されることが多いです。
注意点
一般的には、表1(おもて表紙)にあたる面のみを「表紙」と呼ばれることも多いですが、印刷・製本会社では、表紙まわり=表紙を指します。
これは、印刷・製本時に表紙まわり4面が1枚の用紙に配置されるためです。
印刷通販でいう表紙は、表1~表4の4ページのことを指すのですね。
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