損紙
読み方
そんし
意味
印刷物の製造工程において発生する製品として使えない紙を指します。
製紙・印刷・加工等の各工程で発生します。印刷済みのものを「黒損」、印刷されていないものを「白損」と呼びますが、総称して「ヤレ」と呼びます。「破れ(ヤブレ)」から転訛したと言われています。
印刷工程であれば色や見当の調整、加工工程では折や綴じの調整等で必ず発生するため、印刷物の見積もりでは通常「予備(紙)」として計上します。
製造現場では極力ヤレを減らすよう努力することで原価の削減を行っています。印刷工程の損紙は古紙としてリサイクルに回されたり、他の印刷時の調整として使われたりします。
色調整等のないデジタル印刷はオフセット印刷等に比べ損紙は非常に少なくなります。
損紙は必ず発生するんですね。