ポイント
読み方
ぽいんと
英語表記
pt、point(ポイント)
意味
ポイントとは文字や図形のサイズを表す単位です。
アルファベットで「pt」と表記され、出版や印刷、DTPの現場で主に文字サイズを表す際に使用されます。
一般的にDTPのソフトでは1/72インチが基準(1インチ=25.4mm)となっていて、1ポイント=0.3528mmが採用されています。
現在の「ポイント」という単位が使用されるまでは大きさを表す一定の単位がなく、宝石やその他の名前を使い、活字の大小を区別していましが、倍数関係が分からず不便だったことから単位をポイントで表す現在のポイント・システムが使用されるようになりました。
日本工業規格(JIS)では1962年に1ポイントを0.3514mmと定められていますが、DTPで使用するサイズとは異なった数値となっているため、注意が必要です。
その他にも、古くから使われているフルニエ・ポイント、ディドー・ポイント、アメリカン・ポイントなどがあります。
どれもポイントの定義には様々なものがあり1ポイントあたりの大きさは異なります。
印刷やDTPで他によく使われる単位には、他に以下のようなものがあります。
・級(Q)
:「ポイント」と同じく文字の大きさを示す単位。1Q = 0.25mm。
・歯(H)
:「級」と同じサイズですが文字間や行間の数値を指定する場合に使用されます。1歯=0.25mm。
指示や修正を書き込むときは、「ポ」「p」「pt」などと書かれることがあります。