小口
読み方
こぐち
意味
小口とは、本や冊子の部位の名称で、本を開く側の部分を指します。
本を見開き状態にしたとき、綴じ側にあたる中央部分をノドと呼び、両端にあたる紙端の部分が小口になります。
製本工程では、紙を折り、綴じた本の不揃いの紙端の部分や袋状の部分を断裁(化粧断ち)します。
一般的に、材料やものの切り口を小口と呼ぶことから、
このときの断裁面にあたる、本を開く側の部分のことを小口と呼んでいます。
製本工程の断裁の際には、わずかに断裁ズレが起こります。
断裁によって必要な文字やデザインが切れることがないよう、
小口から5mm以上内側へ配置するのが一般的です。
小口から絵柄までの間隔を小口のアキと呼び、
このような場合は「小口のアキは5mm以上」という言い方をします。
製本のとき、綴じ部分の反対側を断裁するから小口なんですね。