ノド
読み方
のど
意味
ノドとは、本や冊子の綴じ側にあたる部位の呼び名です。
冊子を開いた状態では、 中央の綴じ側がノドに該当し、ノドから紙面内の絵柄までの余白をノドアキ(ノド空き)と呼びます。

冊子に仕上げた状態で、紙面内の絵柄が隠れないよう、ノドアキは製本方法やページ数、使用する紙の厚みに合わせて設定する必要があります。
無線綴じ冊子の場合は、 背を糊で固め製本するため、ページの中央まで完全に開く事ができません。
ページ数が多い場合や用紙が厚い場合、ノド部分に配置した絵柄は見えづらくなるため、最低でも15~20mm前後のノドアキを設定しておくのが一般的です。

小説や論文など文字の多い冊子は、ノドのアキを大きめに取ることで、可読性を上げることもできます。
中綴じ冊子の場合は、無線綴じに比べてノド部分まで開くことができますが、端のページほど、ページの厚みでノド部分は隠れてしまうため、10mm程度はノドアキを設定しておくのがよいでしょう。

製本のとき、綴じ側の部分をノドと呼ぶんですね。