クラフト紙
読み方
くらふとし
意味
クラフト紙は、主に天然木材パルプから作られた、茶色や自然色の粗めの紙を指します。
紙の分類としては、洋紙の一種に該当し、表面はややざらざらしており、自然な風合いがあります。
破れに強く耐久性に優れているため、包装材料や袋、段ボール箱などの製造に広く使用されています。
一方で、表面に凸凹があるため、ロゴなどの印刷程度なら問題有りませんが、写真を忠実に表現するような用途には向いていません。
原料パルプの茶色を活かしたクラフト紙が一般的ですが、漂白を施したものもあります。
晒クラフト紙と呼ばれ、未漂白の未晒クラフト紙と比べるとやや強度は落ちるのが特徴です。
クラフト紙は、製紙工程が他の紙に比べるとシンプルなため、環境負荷が低いことに加えて、リサイクル紙を原料としたクラフト紙もあり、環境にやさしい製品として注目されています。

段ボールや包装紙でよく見かけますね!