色校
読み方
いろこう
意味
色校とは印刷物が指定した色で刷り上がるかを確認するために、試し刷りをしてチェックすることです。
「色校正」を略した言葉で、印刷現場ではこちらの方がよく使われます。
印刷の仕上がりを見て表現したいイメージを再現できているか、色の認識が違っていないかを色校を見て確認します。色校を見てイメージ通りの色になっていなければ、表現したい色に近づけるため調整していきます。
色校には種類があり、本機色校正、本紙校正、オンデマンド校正があります。それぞれの特徴は以下になります。
【本機色校正】
実際に印刷する用紙、インク、印刷機を使用する色校です。
本番の色味にほぼ忠実な色味を確認することができます。
【本紙校正】
実際に印刷するものと同じ紙、本紙校正用の印刷機を使用する色校です。
実際の仕上がりに近い状態で色味の確認ができますが、本機色校正レベルの再現性はありません。
【オンデマンド校正】
オンデマンド印刷機を使い簡易的に色味を確認できます。
本番と用紙、インクが異なるため色味に多少の誤差が生じます。
色校は受け取り側に商品のイメージを正しく伝えるための大切な作業です。
印刷の色味や再現性が重要な食品やアパレル、コスメのチラシやカタログなどを作る際は必ず行われます。
印刷物は色が命なので、とっても大事な工程です。